去る3月30日、31日と、新宿ロフトで、BOφWYファン必見の2デイズ・ライヴが行われた。 30日は、暴威というデビュー当時のバンド名で、昔のライヴを再現、メイクも過激に、 ファーストＬＰ「モラル」の曲を中心に、セックス・ピストルズのコピーも折り混ぜ、 ノイズと汗のパンキーなステージ。 31日は、現在のBOφWYのダンサブル＆ファッショナブルなNO WAVEパワーを、 力一杯見せてくれた、エキサイティングなライヴだった。 こんな異例のライヴをやるに当たって、メンバーの頭の中には、どんな思いがあるんだろう。

氷室 最近、ロフトとかで1日ライヴをやっても、お客さん収容するのに無理が出てきて、2デイズにしたけど、 2日とも違うコトしてもいいと思って、ビート指向の”暴威”時代から、もっと範囲を広げて楽しんでいる現時点のBOφWYまでを、 BOφWYの歴史に3日はいらないってかんじで（笑）2日間で見せてやるわけ・・・ライヴハウスでズーッとやって来て、 今年はこれから、ホールでのコンサートを展開していきたいから、その”ケジメ”をつけるためのひとつの節目っていう意味も含めて。

布袋 だから、僕たちの気持ちのケジメだよ。（全てを締めくくる様に、松井が深くうなずいた）7月までのスケジュールでは、 普通のライヴハウスは少ないし。

−気になる次のＬＰのコンセプトなんかは、決まってるの？

氷室 口で言うと、誤解されやすいじゃん？・・・ケド、「インスタント・ラブ」で、やらなかったコトを、又、 少し範囲を広げて、やってみるつもり。
あと、今までのBOφWYの詞って確かにイイ詞なんだけど、（その辺は俺、自信持ってんだ） 共感はするけど泣けない部分てあると思う。私生活にも言えることだけど、悲しいけどオチャラケちゃうみたいな部分を歌にしてきた。 でも今度は角度を変えて、もっと素直になる。

−これからのライヴは、どんな風になっていくのかな？

氷室 もっと、ショウ・アップする。開場してからステージが始まるまでの雰囲気作りとか、とにかく、 BOφWYに一番合ったやり方で、今までより、楽しんでもらえるように。

これは困った！（ケドうれしい！）もう、BOφWYから目が離せない。こういうのを、クギヅケというノダ。